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2019年度のブリード報告・・・・2021年冬

恒例のブログ更新遅延も1年半もやれば大したものなのでしょうか。そんなわけないか。

2019年は環境の変化や家族の病気などもあり、オオクワブリード自体に無理がありました。
加えてコロナの発生、菌糸等の飼育用品の慢性的な在庫不足、SDGsを追い風にした昆虫飼育という資源の無駄(に見える行為)への家族の白い目・・・

2019年度は、18年度から始めて失敗の連続だった秋産卵投入のスケジュールを引きずってしまい、さらに菌糸を入手できずスケジュールが遅れ、全幼虫が10月以降の投入となってしまいました。

こういう人為的な部分がダメなのに良い成績は期待できません。
実際の成績も壊滅状態で、ライン毎の反省どころではありません。
(18年度良好だったラインの再ブリードも幼虫体重が伸びませんでした)

以下19年度の雑な感想です。

・菌糸を待つ間、割り出した幼虫が加齢しないようマットで低温で管理したが、そういうのを無駄な足掻きと言うのだと思い知らされた
・カンタケを食べれない幼虫も多かった。食べれた幼虫はセミ化した・・
・秋投入(冬投入)は季節に逆らうブリードで、うまく行けば資材調達などの面でメリットがあるが、相当にハンデがあると思い知らされた。産卵の難易度が急上昇するうえ、大きい幼虫が出ても蛹化できないリスクが急上昇


エピローグ
19年度は上記のように成果を報告できるものはないのですが、気休め程度に好きな形状だった個体を紹介します。
なんと森田ゴールド幼虫入りボトルガチャからの個体で、自己ブリではないのがミソ。森田御大が不憫な私を救ってくれたのでしょうか。
顎はなかなかの形状で、翅も堅そうで親♂として期待していました。


P1132136 w300



実はこの個体は飼育中の事故ですでに★になってしまいました。
19年度は救いがありません。
(2♀とそれぞれ数日間同居させていたので22年度で幼虫が取れる可能性は残されています)

「東北の虎。」の虎壱様の引退について

いいや、引退したってまた戻ればいい!
と松陰寺さんに言ってもらいたい。
そんな無駄な妄想をしてしまうくらい虎壱さんの引退表明はショックです。

ブリード自体の実績がすごいのは私のような素人でも分かるのですが、
自らのオオクワガタブリードの魅せ方をエンターテイメントのレベルにまで昇華させていらっしゃいました。
サイトを眺めているだけで楽しい、わくわくする。
いい大人になってこういう経験をさせていただいたことを虎壱さんに感謝します。

tora2019004.jpg

tora2019003.jpg


もう本当に最後の最後ということで虎壱さんのGゴールド♀を可能な限り入手してしまいました。
何とか結果を出し、そして出来るだけ長く繋げていきたい、と思います。

TT川西産に感謝です。

【続】秘蔵系統がやって来た。 ヤァ!ヤァ!ヤァ!

森田先生からの秘蔵系統の出品がとどまることを知りません。
コロナウイルスによる大型イベントの自粛の余波を受け、先生の飼育個体を販売するチャネルが
限定されたことで普段オークション等では出回らない個体群が出てきているようです。

「もうだめ。これ以上買ったらダメ。キャパオーバーだし予算オーバー。」
と分かりきっているのになぜかしっかりウォッチリストに登録、終了間際まで悩んで結局♀単3頭に入札。
うち1頭は競り負けましたが2頭は落札。
本日無事到着しました。

20200321001

森田ファンとしては証明書の発行は欠かせません
もうどの個体とどのカードが紐づくのか管理がめんどくさい、とか
わがままは言わないのが流儀です(ウソ)

2020032100
20200321003

2年連続で幼虫獲りに苦戦しているので今年はなんらかの対策が必要です。
そもそも「秋獲り」というのが机上の空論のような気がしてきました。
「秋獲りもいいじゃないですか」と言う人も、多分秋獲りは自分ではしていません。
2019年度は種♀を9月以降温度を25度以上KEEPして秋を感じさせないようにしたつもりですが
それだけではダメな気がしました。
成虫は基本的に常温管理なので、3月とか4月に春を感じてゼリーを食べ始めましたが、
この目覚めからカラータイマー的なものが発動し、産卵可能な時限リミットがあるように感じます。
成虫を冷蔵庫管理して越冬をコントロール出来ればよいのかもしれませんが、
そんなやりたい放題な飼育が出来るなら、そもそも秋獲りとか考えないというパラドックスがあります。

2019年度の飼育個体群は少しサイズを犠牲にしてでも早めに羽化してもらって
2020年度からは夏スタートが切れるように調整していきたいと今は考えています。

秘蔵系統がやって来た。 ヤァ!ヤァ!ヤァ!

遂に、わが家にも「秘蔵系統」がやってきました。
間違いありません。ちゃんと証明書にもマジックで○秘と書いてありますし。

DSC_0137mini.jpg

やって来た、というのは本当はあまり正しい表現ではないですね。
私が御大の出品に反応して、自分のなけなしの金を使って良いのか散々迷い、抗い切れずにポチっとして、取引メッセージを交わして、証明書の発行を希望したりして、料金を支払ったから届いたのであります。

「秘蔵」という言葉を検索しますと、
1 人にはあまり見せずに大切にしまっておくこと。また、そのもの。
2 自分のもとから離さず、大切にかわいがり育てること。また、その人。
3 その道の奥義として外部には出さない事柄。

という意味になるようです。

なんか言葉の意味からして、本当は秘蔵している本人から放出されるのは矛盾しているような気がしないでもないですが、そんなことは気にしないことにします。

今年度も順当に散財していて、これより前にGゴールド系統幼虫は2ペア購入していて、これで計3ペアです。
すでにGG85の♂幼虫は蛹化不全が確認されたので、なんとか2♂の中から良形のゴールドらしい個体に出現してもらって、21年度を楽しみなものにして欲しいものです。

【激遅報告・最終】2018年度羽化報告③ 川西G系(GG85 x (GG85x GG84))

2018ブリードの総括の最後です。

2018年度2番ラインは、種♂が小さいながらも太くエッジの効いた特徴ある形状であったのですが、子供達は国産オオクワらしいスリムで、悪く言えば特徴のない個体が多かったように感じます。
その中で1頭だけ特徴のある個体が出ています。

1802122.jpg
18KG02-12 一時計測80mm (GG85 x (GG85x GG84秘蔵)) 

全体的にゴールド系を逸脱したイカツさというか、頭が大きいとカッコイイとは言いますが、ここまで来るとどう評価すればよいのか分かりません。
一応翅周りはちゃんと締まり切っていて、横腹も綺麗に収まってはいます。
ブリード計画でどうするかはともかく、鑑賞していて楽しい個体です。


以下ラインの総括です

■18KG01
幼虫体重も乗りましたし、ゴールド系らしい形状の個体も多く出ました。
19年度も幼虫を取っているので、選別して今後の血統構築の核にしたいラインです。

■18KG02
18年度は8/9が坊主という状態で急遽組んだ産卵セットで良く産んではくれましたが、♀の選別が甘かったようで経過は平凡でした。前述の18KG02-12だけが存在感ある個体でした。

■18KG03
1頭しか取れてないので評価が出来ません。
ただ、♀で約58mm、頭幅16.9と相当にいかついのが出たので、20年度に種♀として試してみようと考えています。

■18KG04
4頭(♂3頭♀1頭)だけなので評価が難しいですが、♂が蛹段階からの歪み傾向があったので、そういうラインだったのかもしれません。

■森田ゴールド 幼虫購入
不全・勝手に早期羽化・♀のはずが小型♂、などいつもパターンでした。
うちでの羽化個体の様子や、他の方の羽化報告を見ると18年度GG85SPは形状や大きさが良かったのかなと思います。当方も4月に羽化したGG85SP♀を19年度ブリード(12月産卵!)で使っています。すこし期待しています。
プロフィール

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Author:nine_mode
オオクワガタ飼育(川西産 森田ゴールド GG)を無理せず続けていきたいと思います。ブリードは森田ゴールド(GG)/TT川西Gをメインとしています。
すきなブリーダーはCC川西で有名なColoredCarp様、森田御大、引退されましたが東北の虎。虎壱様です。
twitter @ninemode_mode

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